"東京で建築を設計するということは、ヨーロッパで建築を設計するのとは異なって、都市と建築の対話関係がはっきりと規定できない面があります。ぐずぐずの状態でいつの間にか密度だけが高まってしまった街のなかに建築をつくるというのはどのようなことなのか、都市をどう捉えたらよいかということが非常に重要です。先行する世代の建築家の多くは、都市は悪い環境であって、完全に失敗したものと捉え、都市から建築をはっきりと閉ざすことによって建築家としてのアイデンティティを確立してきました。しかしそれをやっているかぎり、都市は良くなるどころか疎外されつづけて悪くなるばかりです。実際、都市がそんなに悪いかというと、東京の街にも面白いところがたくさんありますよね。パリやニューヨークとは違い、住宅がたくさんあることも面白さのひとつだと思うのです。
東京の住宅は30年でだいたい建て替わるという、世界的にもおそろしく早いペースで新陳代謝をしています。街の全体から見れば小さな粒のような建物でできた街が今度は人間個々人のイニシアティヴによって新陳代謝していく。そのダイナミズムを捉えながら、どのように自分たちの建築を位置づけていくか。これは非常に大きなテーマなのです。大げさな言い方をすると、このような視点から建築を考えた人は人類史上いない。今の日本ではエジプトのピラミッドはつくれませんが、彼らにつくれなかった別のものがつくれるはずだと。"
東京の住宅は30年でだいたい建て替わるという、世界的にもおそろしく早いペースで新陳代謝をしています。街の全体から見れば小さな粒のような建物でできた街が今度は人間個々人のイニシアティヴによって新陳代謝していく。そのダイナミズムを捉えながら、どのように自分たちの建築を位置づけていくか。これは非常に大きなテーマなのです。大げさな言い方をすると、このような視点から建築を考えた人は人類史上いない。今の日本ではエジプトのピラミッドはつくれませんが、彼らにつくれなかった別のものがつくれるはずだと。"
— 10+1 web site|テンプラスワン・ウェブサイト|対談:万物は流れ、渋滞する──
創発的ASEPアーバニズムにむけて (via nakano) (via tiga) (via otsune)
2009-12-19 (via yasaiitame) (via mcsgsym)